こんにちは♪
いつも石川県小松市、および近隣の加賀市・能美市・川北町からも多くの患者様にお越し頂き本当にありがとうございます。
最近、寒さが厳しくなってきたこともあり、おれんじ鍼灸接骨院(整骨院・整体院)でも、頭痛・片頭痛でお悩みの方のご相談が非常に多くなってきています。頭痛や片頭痛は、
- 身体の冷えによる筋肉の緊張(こわばり)
- 身体がより一層冷える(冷え性)ことによる体調の変化
- 外や室内との温度の変化による血管の収縮や拡張によるもの
- ストレスや日々の負担
など原因は色々あるのですが、やはり「筋肉」「血流」「冷え性体質」などとの関連が深いですね。
また「緊張性頭痛」に限らず、実は冬のような寒い季節には「片頭痛」も起きやすい時期となっているので、普段から体調の変化や気温・室温への意識はしっかりしておきたいですよね。
緊張性頭痛を起こさせないための生活習慣は?!
では、緊張性頭痛を起こさないために普段からどんなことに気を付ければ良いでしょうか?
・身体を温める
まずは普段から身体が冷えない事を心がけましょう。自分で手軽におこなえる方法はやっぱり入浴(お風呂)ですよね。入浴に関しては冷え性の改善にも有効な手段ですし、何より直接的に身体を温めることができ、全身の血流改善にも非常に役立ちます。
でも、あまり熱すぎるお風呂はお勧めしません。ぜひ以下の記載している理想的なお風呂の入り方を参考にしてみて下さい。
- 入浴前に30分前に水分をしっかり補給ししておく。胃腸に負担をかけない「白湯」や「常温のお水」がおススメです。(入浴中にも喉が渇いたら水分補給して下さい。)
- 浴室を温めておきましょう。室温が低いと汗がかけないので湯船の蓋を開けておくなり、暖房をかけるなりしましょう。
- お湯の温度は「38~40度」が理想です。熱すぎるお湯は身体に負担になることがあります。
- 理想は「半身浴」です。お湯の量はみぞおち(心臓の下)くらいまで。心臓に負担にならないようにしましょう。
- 入浴時間の目安は「20~30分」です。じんわり汗が出てくるくらいまで入るようにしましょう。
- さらにプラスαとして、出来るだけリラックスしながら入ったり、ふくらはぎや太ももを軽くマッサージしながら入るとより効果的です。
※寝違いや交通事故によるむちうち等、ケガの急性期に起こる緊張性頭痛では患部を温めたりしないように注意して下さい。

その名のとおり、筋緊張性頭痛は筋肉の緊張(こわばり)によって発症する症状ですから、肩関節や首の関節を動かして筋肉を動かしたり、ストレッチをして筋肉の柔軟性を高めることもとっても重要です。
ただ、その前にまず「同じ姿勢を長時間続けない」という緊張性頭痛や片頭痛の原因となる生活習慣に意識を向けることも大切になります。
あなたの日常生活の中には同じ姿勢を長時間続けたり、不自然な姿勢を長時間続けたりすることがいっぱい潜んでいます。
- 長時間のデスクワークやパソコン作業
- 長時間のスマホ操作
- 長時間の読書
- 長時間の運転
- 長時間の負担のかかる姿勢での作業
でも、日常的に行われるこれらの作業をゼロにすることは恐らく不可能だと思いますので、それらの作業の合間に
- 背伸びをする
- 軽い体操をおこなう
- 腕や肩を回しながら肩甲骨を動かす
- 腕や肩のストレッチをおこなう
- 首のストレッチをおこなう
緊張性頭痛・片頭痛を起こす原因の中にはストレスによるものもあります。
現代社会を忙しく、かつ逞しく生活をしている以上、もしかすると自分で意識していなくても普段から身体的・精神的ストレスにさらされていることもあるかもしれません。
あなたも普段から自分がリラックスできる行動や時間を見つけ、心身のストレス発散が上手くできるようにしていきましょう。
自分でできる頭痛に効果的なツボを紹介!
さて、そうは言っても緊張性頭痛・片頭痛が出てしまった時(または出そうな時)には何らかのセルフケアもしたいですよね。そんな時におれんじ鍼灸接骨院(整骨院・整体院)おススメの、簡単にできて比較的効果を感じやすい「ツボ(経穴)」をお教えします。当院では「はり治療(鍼)」「きゅう治療(灸)」もおこっていますが、このツボ(経穴)は、頭痛ケアの治療部位としてもよく使われるツボ(経穴)です。

ツボ(経穴)の取り方:首の後ろ(背骨の横)の左右のスジに指をおき、指をすり上げていきます。髪の生え際まできたら、左右外側のくぼみでいちばんへこんでいるところです。
この風池を
【その1】頭を支えるようにして親指をツボ(経穴)にあて、頭蓋骨を押し上げるようなイメージで頭の中心に向かって押してください。左右同時に同じくらいの力で押すのがポイントです。※強くグリグリ押さえたりはしないでくださいね!
【その2】風池の周辺にホットタオルやホットパックを当てて、風池を含む首を後ろの筋肉をじんわり温めながら血行を促進させます。
【その3】風池を含む首の後ろの筋肉全体にバスタオルを押し当て、首を動かしながらストレッチしていきます。※詳しくは動画を見てくださいね!
緊張性頭痛・片頭痛に関するまとめ!
おれんじ鍼灸接骨院では「頭痛薬(鎮痛剤)」を飲むことの全てを否定している訳ではありません。まず、セルフケアの前提として
- 頭痛を起こしにくい生活習慣や体質を作っていくこと。
- できるだけお薬に頼らずに症状を緩和させること。
また、頭痛のセルフケアは主に「筋緊張性頭痛」や「(一部の)片頭痛」を対象にしています。
片頭痛や群発性頭痛と診断されていて、それらが頻繁に発症し、長期的に続いている方は、病院で検査をしっかり行うことをお勧めします。 (各頭痛に関する分類はコチラ)
日頃から緊張性頭痛の考え方としてとても大切なのは、
- 普段の生活習慣で見直せるところを見直していく!
- 頭痛が起きやすい姿勢を長く続けない!
- 頭痛が起きるような姿勢が長く続く場合、合間合間に周辺の筋肉を動かすことで筋肉の緊張(こわばり)が強くならないよう工夫する!
- 頭痛が起きそう(起きてしまった)になったらセルフケアを実践する!