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各症状と施術例

Symptom and Treatment

■膝の痛み(膝痛)

● 症状と施術例:
オスグッドシュラッター病

膝痛(膝の痛み・不調)でお悩みではありませんか?

膝痛の大まかな分類

一言で膝痛といっても、痛みが出る年齢・タイミングや動作・痛みが出る箇所・痛みが出る姿勢など様々で、膝痛(膝関節の障害)が発症する要因(原因)は多岐に渡ります。膝痛は年齢層で分類していくと比較的分類しやすく、若年層で発症する膝痛はスポーツ障害(傷害)や怪我が多く、高年齢層で発症する膝痛は、気質的な要因(骨の変形や軟部組織の質の低下)が多いのが特徴です。中年層は、怪我または生活習慣(負荷の度合い)によって一時的な膝痛(施術をおこなうと比較的短期間で回復する膝痛)が多いようです。

若年層に多い膝痛

若年層(主に小中学生)は、身体が成長段階という年齢的な特徴があります。骨は伸びていくために細胞分裂を繰り返していますが硬化していないため、負荷がかかるとその周辺で痛みが出やすくなります。また、骨の成長速度に筋肉の伸張性が追いつかなかったり、赤筋繊維(骨を支える筋肉)の力が上手く発揮できずに発症する症状もあります。
症状名では「オスグッドシュラッター病」「ジャンパー膝(膝蓋腱炎)」「鵞足炎」「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」等が多く見られます。

中年層い多い膝痛

中年層の膝痛は、生活習慣によって多岐にわたります。運動やトレーニングをハードに行われてる方は怪我要素が多く、軟骨のトラブル「半月板損傷(障害)」「膝関節症」、靭帯のトラブル「前十字靭帯損傷」「内側側副靭帯損傷」「ジャンパー膝(膝蓋腱炎)」「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」等が多く見られます。また、日頃から屈伸動作が多く負荷をかけている方には「たな障害(膝滑膜ひだ障害)」が見られることもあります。

高年齢層に多い膝痛

高年齢層での膝痛は、運動量の減少や加齢による筋力低下・筋肉の柔軟性の低下により発症する症状が多いのが特徴です。また、姿勢や骨盤・股関節の歪みによって身体バランスの崩れから、膝関節(股関節)に継続的に負荷がかかりやすい状態になり、膝関節の軟骨や半月板にトラブルが発生する「変形性膝関節症(OA)」が最も多い症状です。

□最新の「膝の痛み(膝痛)」の投稿

投稿日:2023-04-14

こんにちは!石川県小松市と福井県福井市で「痛み・痺れ・スポーツ障害」をしっかり回復させる「おれんじ接骨院・整体院」です。
今回はスポーツ障害の中でも、特に多い「オスグッドシュラッター病」(以下:オスグッド)についてです。

オスグッドシュラッター病の発生要因と症状

膝痛・オスグッドオスグッドと言っても初期症状~重症例まで様々ですが、以下のような環境・症状に当てはまる方は、日頃から注意が必要です。

  • 運動・部活を頑張っている(特にサッカー・バスケットボール)
  • 年齢は小学生高学年~中学生の成長期
  • 立ったりしゃがんだりで膝のお皿(膝蓋骨)の下が痛い
  • お皿(膝蓋骨)の下を押さえると痛い
  • 運動のアップ中は膝が痛いが身体が温まると軽減する
  • アップ中~運動中ずっと膝が痛い
  • 日常生活でもずっと膝が痛い
  • 膝が痛くて正座が出来ない
  • お皿(膝蓋骨)の下が出っ張ってきた・痛い

膝関節の構造

膝関節膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の3つの骨で構成されます。
膝関節の構造は蝶番関節(ちょうばん)で、蝶番関節とは片方の骨の表面が凸面(大腿骨)で、 これがもう片方の骨の凹面(脛骨)のくぼみに適合する形で構成された関節です。ドアの蝶番(ちょうつがい)のように一方向のみに動く関節で、膝の屈伸を行うことが可能です。
さらに膝関節は体重をしっかり支えたり、動作の要となる関節なので負荷が大きい関節です。その為、膝関節の中には半月板(軟骨)と言われるクッション材があり、膝関節に掛かる負荷を分散・軽減しています。
また、人体の中で大きく強い筋肉である「大腿四頭筋(大腿前面の筋肉)」は、脛骨粗面(膝のお皿の下)に付着しており、主に膝関節を伸ばす(伸展)動作に働きます。

オスグッドシュラッター病の概要

オスグッドは、主にスポーツをおこなっている成長期(10~15歳の小中学生)の子に多いスポーツ障害です。特にサッカー・バスケットボール・バレーボール等、ストップ&ダッシュや、ジャンプをよくする運動(競技)をおこなっている子に発症しやすい症状です。 一般的にオスグッドのほとんどが、

  • オーバーユース(使い過ぎ・負荷のかけすぎ)
  • 大腿四頭筋の柔軟性の低下

で発症すると言われています。 シュートやキック動作、ダッシュやジャンプの際に「大腿四頭筋」が強く収縮し、負荷がかかります。その際に大腿四頭筋の付着部(「脛骨粗面」と言い、お皿の下で少し出っ張っている箇所)に持続的に負担が掛かります。更に成長期の子供の骨は柔らかいため、繰り返し筋肉が収縮し、付着部(骨)が引っ張られると炎症を起こします。この状態が継続すると痛みや腫れが強くなり、運動中に支障が出てくるようになります。 また、症状が重度になると脛骨粗面が剥がれ(剥離骨折)ることがあります。剥離骨折が発症すると予後は悪く、場合によっては手術が必要になります。 また、よく「成長痛」と言われることもありますが、一般的には日常生活程度の負荷で、オスグッドが発症することは殆どありません。

オスグッドの一般的な対応

膝痛・オーバーユースオスグッドの回復には一般的な整形外科や接骨院(整骨院)では、

  • 痛みがひくまで安静(運動の中止)
  • 炎症を抑えるために湿布(またはアイシング)
  • 大腿四頭筋を揉みほぐす

となる場合が殆どでしょう。
ただ、この場合、発症している症状に対する「対症療法」の要素が強いため、せっかく長い期間運動を中止しても、運動を再開した途端、オスグッドが再発することがしばしばあります。環境的に運動(部活)を中止できる子は、完治するまで休んでもOKです。ただ、当院に来院される殆どの子は、

  • とにかく早く痛みを回復させたい
  • 運動(部活)を続けながら回復したい(中止したくない)
  • 運動(部活)を中止すると復帰ブランクが不安
  • 大事な大会が近いので休みたくない

という課題を抱えています。

おれんじ鍼灸接骨院・整体院でのオスグッドの対応

当院のオスグッド回復プログラムでは、ごく一部の重症例を除けば、その場で痛みの9~6割程度、軽減することが可能です。(オスグッド初期なら、痛みが消失することも珍しくありません。) なぜ、そんなに早く痛みが軽減するかというと、当院の施術では

独自の運動連鎖理論で施術を行う!

当院の施術では、多くの方が最も重要だと考えている「大腿四頭筋」へのアプローチは最後です。なぜならその前段階で痛みが軽減することが殆どであること、また、オスグッドの回復のために最もアプローチしなければならない筋肉は大腿四頭筋ではないからです。

神経の興奮を抑える!

神経は痛みを伝達する(脳で感じる)電線のような存在です。その神経が興奮(過敏な状態)すると、痛みを強く感じたり、なかなか痛みが軽減しなかったりします。それと同時に、神経は筋肉に信号(収縮させたり弛緩させたり)を出しているので、大腿四頭筋などの筋肉を収縮させる(強張る)ことがしばしばあります。

赤筋に刺激を入れ骨格を安定させる!

当院の施術の大きな特徴の一つは、狙った赤筋(骨格を支える筋肉)に的確に刺激を入れることにあります。人間は白筋により大きな力で身体を動かし(運動する)ますが、その際、赤筋が骨格・骨盤・関節を安定させていなければ余計な負担(負荷)が発生します。よって、赤筋をしっかり働けるようにすれば、身体の負担は確実に減少します。

重度(骨に影響がある)の場合、早期回復がおこなえる!

当院では骨折の早期回復の治療器を常備しております。仮に重度のオスグッドで「剥離骨折」や「骨膜損傷」等がある場合でも、LIPUS(低出力パルス超音波)を用いて骨折部位の骨融合を、約40%早く回復(※メーカー調べ)させることが可能です。

いかがでしたか?オスグッドシュラッター病は、膝や大腿四頭筋に目が行きがちですが、それ以外にも重要な施術箇所があり、適切にアプローチすれば早期回復が可能な症状です。もし、なかなか良くならない膝の痛みでお悩みなら早めにご相談下さいね。

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